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北海道地震直後 出張体験記 [体験記]

9月頭に、札幌に行く仕事があり、大きな荷物があったのでフェリーを予約していた。
出発の6日朝、地震のことを知るが、フェリー会社に電話しても繋がらずHPみるとで運航はしているので食糧、電池、ろうそくなど購入して夕方のフェリーで苫小牧へ。

航空便、電車が全滅なのでさぞかしフェリーが混んでると思いきや、一般客は20人程しかいない。
乗務員に聞くと、災害派遣の消防、警察機動隊を乗せるため、当日の予約はほとんど受け付けなかったらしい。
フェリー.jpg


18時間太平洋を航行し7日13:30接岸、苫小牧から札幌へ向かう。

国道36号を北上、信号もところどころ稼働しており停電も解消してきているのかと期待したが、札幌市内にはいると信号が全滅に近い。


スマホを充電するためにも車がガソリンが必要だ。
幸いフェリーに乗る前に満タンにしたので、自分の車は大丈夫だが、
GSは休業か、営業していても長蛇の車列。
GS.JPG


16時すぎに宿泊場所につくが、やはり停電なので、懐中電灯、ろうそくを準備。
ホテルではなく、事務所兼寝床。
水道、ガスは問題ないので持参したレトルトカレーでラジオを聴きながら夕食。
DSCPDC_0003.jpg


電気がないと、風呂も入れない、TVもPCも、あらゆる業種の店もやっていない。。。

ホントやることがないので懐中電灯で寝転がり本を読んでいた。

そろそろ、ろうそくを取り換えなきゃと、ふと窓を見ると街灯がぼんやり灯っているではないか!?
ラジオで散々「停電中は通電時の火災予防のため、ブレーカーを落として下さい」と、
落としてたので気づかなかった…

7日、20時10分通電。

結局、なかなか仕事にもならず13日に帰京したのだが、以下現地で感じたこと、
気づいたことを記す。

■事務所は地震による揺れの影響は少なく、写真立てが倒れていた程度。
 停電もついた日に、解消されたので、事務所内での生活はできた。
 問題は全道で1日半停電していたことだ!!
 
◆食料事情について
 セイコーマート、ファミリーマート営業時間短縮で7日から営業していた。
 セイコーマートに行ってみるとレジが使えないので、
 ハンディのバーコードリーダーで会計していた。
 セブンイレブン、ローソンは弱かった。
 なかでも近くのセブンイレブンは、週が明けた10日になっても営業してなかった。
 北海道ではセブンイレブン人気が↓↓↓

 ただし、営業していても売っているのはカップ麺や、保存食しかなく、
 おにぎりや弁当が店頭に並んだのは11日くらいだった。
 さすがに、2日続けてレトルトカレーとカップ麺だったので飽き飽き、
 もう当分カップ麺は見るのもいや。

 工場で加工する食品(牛乳、豆腐、納豆など)は13日帰京するまで品薄で、
 1人1品購入制限がかけられていた。
 
 現地スタッフが、停電で冷蔵庫の食品が傷んで捨てたと言っていた。
 いくら涼しい北海道(昼で25~6℃:札幌)でも、1日半の停電はキビシイようだ。。。

 レストランチェーンやラーメン店はおおむね9日から営業していたが、
 個人営業の店はやってなかった。
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◆交通事情について
 JR、地下鉄は8日から本数を減らして再開。
 ガソリンは、9日には並ばなくても買えるようになった。
 
 現地スタッフが買ったばかりの電気自動車に充電できず、
 「こんな使えないものに高い金出して、なんで買ってしまったんだろう」
 と嘆いていたのが印象的だった。
 そのスタッフは、スマホ充電のため、自転車で30分かけて区役所に行ったらしい。

電気のありがたみを、真に感じた1週間でした。

お亡くなりになった方の、ご冥福をお祈りいたします。
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