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ATMの振込間違い!!!お金が戻ってこないなんて!!! [豆知識]

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銀行や、郵便局でATMを使って入金や振込は日常的に行っていること。

最近では、PCやスマホでネットバンキングしている人も多いはず。

後ろで人が待っていたり、急いでいるときなんかつい間違えて振込んでしまいそうになる。

そこで、誤送金のトラブルだ。

これは数年前に実際に会った話である。

AさんがB社に商品の購入代金を振込もうとして、

ATMの振込名簿にあるカタカナの社名が似ているC社に

間違って振込んでしまった。

間違いに気づいたAさんはC社に連絡したが

まずいことにC社は債権者に預金を差し押さえられている状況だった。

債権者は誤送金にしろ差し押さえた口座に正式な銀行手続きを踏んで

振込まれた金なのだから返金の義務はないと突っぱねてきた。

怒りが収まらないAさんは裁判を起こした。

もともとAさんはC社に送金する義務は一つもない。

単なる送金ミスだから債権者は返金すべきだというのが訴えの主旨。

1審、2審ともAさんの訴えを認め債権者に返金を申し渡したのだが

最高裁でなんと、判決が180度覆ってしまった。

その理由は


「振り込みの原因となる法律関係の有無に関わらず、誤って振込まれた金銭についても
その口座名義人と銀行間の預金契約は有効に成立するので債権者に変換する義務はない」
というもの。

この判例からわかるように、通常の銀行手続きに則っての振込はいくらミスによるもの

だとしても返してもらえる可能性は非常に薄い。

相手が個人の場合は善意にすがり、返してもらえることもあるだろうが

返金の義務があるわけではない。

また、返してもらっても2~5割のお礼を渡すのが常識になっている。

つまり落とした財布の中身と同じ扱いなのだ。

ボタン操作で送金できる便利な世の中、

大事なお金の振込先はちゃんと確認しましょう。

逆に、自分の口座に間違って大金が振り込まれても素直に

返金する必要はないんです!

タグ:ATM 送金ミス
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