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手ごろな値段で淹れたてコーヒー販売できる理由とは? [値段のカラクリ]

最近、コンビニ各社が力を入れている淹れたてコーヒー。
なぜ今頃淹れたてコーヒーに力を入れているのでしょう。
珈琲サーバー.jpg
それは、コンビニにとって、コーヒーは1回で2度儲かる魅力的な商品だからなのです。

まず単体の商品としての利益。
コーヒーの原材料費は価格の2~4割程度。

もう一つの利益は、コーヒーと一緒にケーキやクッキー、サンドイッチなどをついでに買うお客さんがいるからです。




でも、それならなぜもっと早く導入しなかったのでしょう。

それは、コーヒー豆が近年供給過剰で価格が2年前の約半分に下がっていて、利益率がさらに高まったからなんです。

今やコーヒー産業は、ドトールやスタバなどのカフェチェーン、マックやロッテリアなどのファストフード、そして新たに参入したコンビニが三つ巴になってしのぎを削っています。

コーヒー自体はもう確立された産業なので、品質や加工技術で差別化するのは難しく、勝負を分けるのは一緒に買うサイドメニューの品質。

従来、ケーキはカフェチェーン、調理パンはファストフードが優ってましたが、今はコンビニも負けてない。
特にデザートはコンビニ各社が力を入れているジャンル。
このままでは、カフェチェーンはコンビニに食われてしまう可能性も…

ところが、今カフェ業界ではセルフではなく店員が注文を取りに来るフルサービス店が復活の兆しを見せています。

代表的なのは、名古屋発のコメダ珈琲。
老舗の銀座ルノワールも、ミヤマ珈琲というフルサービスの業態を始めています。

テイクアウトせずに席でくつろぎたいが、マックでは若者がうるさいし、スタバでは話がしにくいという高齢者にフルサービスが受けています。
この業態は、高齢化社会とともに今後も成長が見込めると思います。

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